穂が十分に色づき、穂が垂れてきましたので、稲刈りも目前です。
さて、食事の際に、「いただきます」の挨拶をする家庭が多いと思います。
一部のお寺では食事の挨拶で、「一滴の水も天地(てんち)の恵(めぐみ)、一粒の米も労苦(ろうく)の賜物(たまもの)、濃淡多少(のうたんたしょう)は問(と)うところにあらず。謹(つつし)んで食の功徳(くどく)を念(ねん)ぜん。一つ一つの命をありがたく頂きます。」と唱える習慣が、今もあるそうです。「米ができるには自然からの恵みの水が必要であり、農家の人がたくさんの苦労をして作った米の一粒一粒だから、感謝しながら食べましょう。」というような意味です。
稲作をしてみて、農家の方々の苦労を実感する場面がいくつもありました。