稲作日記

この宇宙の片隅に 館長による宇宙コラム
稲作日記
過去の配信動画はこちら
  • YouTube動画 はまぎん こども宇宙科学館から配信中!
  • 【公式】はまぎん こども宇宙科学館

イベントカレンダー

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
  • 休館日
  • 休館日
くわしく検索

次回休館日

  • 1月
  • 1日、7日、8日、21日
  • 2月
  • 4日、18日
  • 当日参加できるイベント・教室
  • 申込受付中の イベント
団体でのご利用
フロアガイド
洋光台サイエンスクラブ 新規登録・ログインはこちら

科学館オリジナル商品を販売中! オンラインショップはこちら

科学なんでも質問箱

月間アーカイブ

稲作日記 2024.12.07

6月に田植えをして始まった「米づくりチャレンジ」の今年度の活動が終わりました。


 11月の後半から稲わらのリースの台に、電飾やビーズで飾りをしてクリスマスリースをつくる教室を4回にわたり行いました。科学館で脱穀をした後の稲わらを利用しました。

12月に入ると、親子で稲わらを使って縄を綯い、正月飾りづくりの教室も4回にわたり行いました。

稲わらは、以前は、縄(なわ)、草鞋(わらじ)、草履(ぞうり)、箒(ほうき)、筵(むしろ)、俵(たわら)など、生活に必要なものに利用されていました。
用済みになった藁はそのまま畑に入れたり、灰にして肥料にしたりしていました。
最近はほとんど使われなくなり、農家ではコンバインで脱穀する際に、細かく切って水田にすき込むようです。
籾殻(もみがら)は枕に入れたり、リンゴなどの運搬の緩衝材にしたり、炭焼きにして畑の土壌改良に使いました。
糠(ぬか)は床磨きや漬物のぬか床に利用しています。
こうしてみると、稲は米を収穫した後も最後まで使い切っていたことが分かります。

それも、何十年も何百年も同じ水田で続いてきました。今流にいえばSDGs(完全循環型)の作物と言えるでしょう。

来年度もレンゲの花が終わる5月末には田おこしをして新年度の米づくりが始まります。




クリスマスリース作製の様子(クリックで拡大)

正月飾り作製の様子(クリックで拡大)