7月下旬になり、稲の分けつが更に進み、葉も増えました。田植えしたころのひ弱さはみじんも感じられません。今日は風がかなり強かったのですが、風をしなやかに受けて稲たちは波打っています。
今秋の収穫のために、科学館では脱穀用に「千歯こき」を作ってみました。千歯こきは、江戸時代中期以降に広まった脱穀器のひとつです。竹の歯を10本ぐらいくしの歯のように並べたもので、後には歯数も増し、鉄製になりました。歯の部分に稲穂をかけて引き、籾(もみ)をはずします。
科学館では細い鉄板を加工し、16本を並べで作りました。うまく脱穀できるか楽しみです。