この宇宙の片隅に―館長による宇宙コラム―

2019年2月の記事

この宇宙の片隅に(11)

2019年2月24日(日)

【「はやぶさ2」快挙達成】──サンプルは採取された 1 降下開始から自律制御開始まで  宇宙航空研究開発機構(JAXA)はさる2月21日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの着陸に向け、同日午後1時15分、高度20kmからの降下を始めたと発表しました。何らかの行き違いがあって、「はやぶさ2」が本来と異なる位置情報を送ってきたため、計画より約5時間遅れでの降下開始となりました。しかし、原因…

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この宇宙の片隅に(10)

2019年2月22日(金)

【さよなら、「オポチュニティ」】   火星にかつて大量の水があったことを発見したりして大活躍した米国の火星ローバー「オポチュニティ」が、約15年にわたる運用期間を正式に終えました。昨年6月にオポチュニティを襲った大規模な砂嵐の影響で太陽電池パネルが破損したのでしょうか、そのときすでに通信が断絶していました。NASA(米国航空宇宙局)では、以来8ヵ月間にわたって1000回以上も「連絡をくれ」という…

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「はやぶさ2」 のサンプル採取(3)まとめ

2019年2月12日(火)

 「はやぶさ2」は、いよいよ2月22日に第一回のサンプル採取に挑むことになり、チームは勇躍そのラストスパートに余念がありません。そこで、今回は、正念場を迎えたサンプル採取のおさらいをしておきたいと思います。図・写真などがこれまでとダブるものもありますが我慢してください。 【表面は岩石だらけで着地を延期】  「はやぶさ2」の下面にある筒状のサンプラーホーン(図1)は、長さが1mです。それをリュウ…

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この宇宙の片隅に(8)

2019年2月6日(水)

【「はやぶさ2」のサンプル採取方法(2)─インパクターで新鮮なサンプルを】  弾丸を撃ち込んでサンプルを舞い上げる採取方法は、初代「はやぶさ」が採用したのを「はやぶさ2」も受け継いだのですが、それに加えて、「はやぶさ2」では、爆薬を使って銅板の弾丸を加速し、人工のクレーターをつくる衝突装置(インパクター)というユニークな採取方法が考案されて搭載されました。初代を踏襲した方法で2回ほど採取し、3回…

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