この宇宙の片隅に―館長による宇宙コラム―

2018年9月の記事

「はやぶさ2」のいま(5) 小型ローバー「ミネルバⅡ-1」がリュウグウ着陸──世界初の快挙

2018年9月27日(木)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、さる9月21日、小惑星探査機「はやぶさ2」から搭載したローバー「ミネルバⅡ-1」を分離し、小惑星リュウグウに着陸させることに成功しました。送ってきた写真やデータから、リュウグウ表面を移動していることも確認し、小惑星表面で移動しながら探査をする世界で初めての人工物となりました。「はやぶさ2」は、リュウグウ表面から高度55mあたりまで降下し、自らの判断でローバー切…

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「はやぶさ2」のいま(4) 第1回目の着地候補地点を決定

2018年9月20日(木)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、すでに小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星リュウグウへのタッチダウン(着地)候補地点を選定しました。そして、9月10日から11日にかけて降下リハーサルを行ったのですが、予想外の事態が起きて、途中で中止しました。いよいよオペレーションのクライマックスが近づいている気配がしてきました。来年末のリュウグウ出発までには、時間が十分あるので、スケジュールをどうするかを…

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ぴょんぴょんローバー「ミネルバ2」のこと──「はやぶさ2」のいま(3)

2018年9月11日(火)

 さる9月5日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウを調べたところ、赤道での重力が地球の8万分の1程度、質量は約4.5億トンでした。来月(10月)には、着陸→サンプル収集という山場のオペレーションを迎えますが、それに先立って9月21日に2台の小型ローバー「ミネルバ2」を分離して地表に降下させます。 「はやぶさ」に搭載した「ミネルバ」(図1)の後継機として開発さ…

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「はやぶさ2」のいま(2)

2018年9月6日(木)

 数々の予想もしなかった困難に見舞われた初代「はやぶさ」──小惑星イトカワの撮影をしていた時、画像を突然送って来なくなったことがあります。調べてみると、コンピューターが画像を認識できないことが原因のようでした。急いで関係者が集まって議論し、データを念入りに調べた結果、カメラがとらえているイトカワの姿が、全く予期していないものだったため。データだけを取り出して地上で検討したところ、カメラのレンズに映…

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